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第2回 監督 石倉礼 インタビュー ②

――キャラクターデザインについてお聞かせください

今回キャラクターデザインをお願いした渡邊義弘さんは、僕から指名でお願いさせていただきました。以前、偶然同じスタジオに席を置いていたご縁で今回ご一緒できました。『おーばーふろぉ』アニメ化の話をいただいた時から、渡邊さんのやわらかくてむちっとした女の子のタッチは、作品のテイストに合いそうだと感じていたのでお仕事を受けていただいたときは嬉しかったですね。

キャラクターデザイン発注時は、原作のかいづか先生のニュアンスを残しつつも、渡邊さんらしさも出してほしいとお願いしました。渡邊さんのキャラクターデザインは、原作の編集部からの評判も良く、とても感謝しています。

ちょっとフェチっぽい話になってしまうのですが、制服の首の方からおっぱいが見えるっていうのをやりたかったんです。そのため、原作の制服の感じを生かしつつ、脱がせやすい構造にしてもらいました。現実にもあり得る構造で、エッチなことがしやすい制服っていうのはちょっとしたこだわりですね。

▲首の方から脱がせやすくなった制服(作画監督修正より)

キャラクターデザインの話からは少し逸れるのですが、総作画監督の黒田和也さんに入っていただけたのはすごく良かったなと思っています。僕個人の印象なのですが、渡邊さんは標準頭身くらいのむちっとした女の子が得意、黒田さんは等身高めでスタイリッシュな女の子が得意だと感じていて、お2人の毛色が違うテイストがうまくマッチして、相乗効果でアニメ本編の方もすごくよくなったなと思いました。

▲黒田和也さんの総作画監督修正

 

――声優さんの演技に関して、アフレコで監督から要望したことはありましたか?

彩音役の民安ともえさんと琴音役の杏子御津さんには、姉妹の対比をうまく出してほしいとお願いしました。ひとことで言うと、彩音は自分の気持ちを素直に出せない不器用でツンデレな女の子、琴音はおっとりしてるけど立ち回りは上手い器用な女の子。違うタイプの女の子が2人出てくるというのがこの作品の面白さなので、このあたりは声の演技でもうまく出してほしいとお伝えしました。

あと、彩音と琴音それぞれの中でも対比があるんです。彩音はツンとデレの部分ですよね。和志と2人きりのときにはデレの部分を見せるけど、他の人がいる前では甘えてる部分を絶対見せたりしないんです。琴音は控えめに見えるけど、心の中ではいろいろ考えていて、積極的になるところは積極的になる。それぞれのキャラクターの中でのON・OFFの部分を声でも表現してほしいとお願いしました。
オンエアではお2人の演じ分けに是非注目していただきたいですね。

 

・かいづか先生の原作コミック「おーばーふろぉ~挿れたら溢れる姉妹のキモチ~」はこちら
・原作コミック第2巻「おーばーふろぉ~とある兄妹の禁断性交~」は12月18日発売。
・渡邊義弘さんのTwitterはこちら
・studio Hōkiboshiのインスタグラム(@studio_hokiboshi)では、総作画監督修正の複製プレゼントキャンペーンを実施中!
・インタビューのつづきは12月11日更新予定。

・次回のテーマはエッチなシーンへのこだわりです。