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第6回 EXカット作画 かざぴーインタビュー

★EXカット(エクストラカット)とは、通常版では放送できないエッチなシーンをカットした際に挿入されるイラストのことです。

▲第5話より「女教師」イメージのEXカット

 

――ComicFestaアニメではおなじみの「EXカット」ですが、どのような工程で制作されるのかお聞かせください。

原作の担当編集の方から「女教師」「くノ一」などのテーマをいただいて、それを元に一枚の絵にイメージを落とし込むという感じですね。
各話数ごとのテーマと彩音と琴音の2人を出すということが決まっていて、構図やキャラの服装などは全部任せてもらうという形でした。普段のアニメの作画では、服装や構図も設定と絵コンテの時点で決まってるので、もろもろおまかせだったのはいつもと違って難しかったですね。

第1話のEXカットは作画監督の那須玲奈さんが担当していたんですが、作監の作業が忙しくなってしまって、第2話から第8話までは自分の方で担当しています。

おーばーふろぉの第2話~第5話までは4パターンラフ案を出して、その中から1つ選んでいただき清書を進める感じでした。第6話以降はスケジュールの都合もあって、ラフ案を1パターン出して担当編集の方と相談しながら微調整していく形で進めています。

地上波で放送されるのであまり過激にならないようにしつつ、お色気要素を入れて欲しいという要望だったので、そのバランスをとるのが難しかったですね。以前仕事で少年漫画を描いていたこともあり、初期のラフは自分の趣向で熱血ぽいのが多かったのですが、熱血に傾きすぎてリテイクになってしまいました。最終的には彩音・琴音の新たな一面が見られるようなギャップがあるラフ案が通ったのかなと感じています。

▲3話のEXカットのラフ。左上のものが採用された。

 

――こだわったポイントについてお聞かせください。

EXカットは画面に一瞬しか映らなので、その一瞬で彩音・琴音がどんな状況にいるかを、視聴者にパっとわかってもらえるように工夫して描きました。本編とは全然世界観が違うので、1枚で絵の中のストーリーが感じられるように意識しています。

あと、元からある設定を使うんじゃなくて、ゼロから設定や世界観を作らなきゃいけないのが1番大変でした。世界観を考えなきゃいけないぶん、枚数的には紙1枚なんですけど、何枚か描いて絵を動かすアニメの原画より作業時間はかかってます。設定とかを考えるのは楽しかったですけどね(笑)

▲第5話より「カウガール&アメリカンポリス」イメージのEXカット
坊主やモヒカンなど、ComicFestaアニメおなじみのキャラクターも…!?

 

――Twitter掲載の漫画も描いていただきましたが、アニメの作画との違いはありますか?

アニメの宣伝担当から、「世紀末の世界でおっぱい懸垂とおっぱい腕立てをしたら、お兄ちゃんが若返る漫画を描いてください」と言われたときは、どういうこっちゃ?!と思いましたが、描いているときは楽しかったです(笑) ずっと笑いながら描いてました。

アニメではキャラクターデザインに似せて描かないといけないので、自分の絵の個性がなるべく出ないように気を付けて描いています。漫画ではあまりキャラクターデザインは意識せずに、自分の絵柄で描かせてもらった感じですね。アニメだと作監さん総作監さんががっつり修正してくれるんですけど、漫画ではそれが無いので自由にやらせてもらいました。

ちなみに、1コマ目の世紀末世界には裏設定があるんですよ。猫型宇宙人が未来からやってきて、猫型爆弾を落として侵略されてしまった……という設定です。よく見ると背景に猫型爆弾があるので探してみてください!

▲Twitterに掲載した漫画

 

――これからご覧になるみなさんへ、メッセージをお願いします。

7話のEXカットは個人的に一番気に入っています。最初に出したラフでOKをもらっていたのですが、作業を進めるうちに気になってしまって自主リテイクしました。結果いい出来になってよかったです。

8話は、自分の作業的にはそんなに大変ではなかったのですが、仕上げ・特効・撮影と作画の後の工程の方がいい感じにしてくれました。

EXカットは話数ごとにそれぞれ世界観が違うので、彩音と琴音の本編では見れない一面やギャップをほんの数秒ですが楽しんでいただけると幸いです!

▲リテイク前の第7話EXカットのラフ。どんなふうに変わったのか、来週の放送&配信をお楽しみに!

 

・かいづか先生の原作コミック「おーばーふろぉ~挿れたら溢れる姉妹のキモチ~」はこちら
・次回のインタビューは3月3日更新予定。
・次回は放送終了後の石倉礼監督を直撃!